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IT企業がyoutube動画を10本作ってみて感じたこと

いつも弊社の記事をご覧いただき、ありがとうございます。今回は、tiktokとyoutubeショート動画を作り始めてついに10本目をアップしましたので、振り返りも兼ねて感じたことをお話しさせていただきます

動画制作の背景


我々が動画を作ろうと思った背景をご説明すると、それまでは自社のサービスやプロダクトの情報を自社サイトのみで説明しており、なかなか見ていただけないことが課題でした。正直手探りで自社サイトの開発をしてきたこともあり、トップページに書くべきこと、メニューの項目やお問い合わせまでの動線など、まったく考慮できていませんでした。その後、google analyticsを使った分析と改善、google広告の利用もしましたが、いまいち効果が出ない状況が続いていました。特に広告については、クリックはされるもののコンバージョンしない状況が続き、費用対効果がまったく出ていませんでした。また、新サービスや新プロダクトのリリースを出しても、同じように反応がない状況でした

伝えたいことを伝えられてないと感じた


そんな中、自社で開発したサービスやプロダクトの情報がうまく伝わっていないと感じるようになりました。google analyticsの情報をみても、サイトへの滞在時間が短かったことも理由のひとつです。我々のように、IT企業が提供するサービスやプロダクトは、なかなか深く理解していただくのが難しく、説明に加えて画面ショットをつけたとしても、プロダクトの良さを伝えるのは難しいです。それもあってか、世の中のSaaSは、操作感や機能を試すことができる無料プランがある場合が多いと思います。一方で、ITコンサルティングやデータサイエンティストの派遣のようなコンサルティングサービスでは、無料プランが設定できません。ノウハウはあるのに良さを伝えられない、他社と差別化できないという状況は、我々だけではないと思います

動画にして伝えよう


弊社が提供するサービスを列挙しますと、データ分析を中心としたITコンサルティングサービス、モバイルアプリやBIツール、ゲーミフィケーションをビジネスに組み込む支援、リアル農業といったサービスを実施しています。この中でも、コンサルティングや支援系のサービスを伝えるのが難しいと感じました。そこで、少しでも自分たちのケイパビリティを伝えるため、知見やノウハウを動画伝えよう考えました

ショート動画の活用


まず、tiktokやyoutubeでIT企業が提供している動画や、ITに関するノウハウを提供してる動画を調査しました。傾向として見えてきたのは、youtubeを使ったノウハウ系です。特に最近ではAIやLLM系の動画が多く、注目されていました。一方で、かなり内容の濃い動画コンテンツを用意する必要があるなと感じました。実は弊社でもタレントさんと契約し、アンバサダーとして弊社の提供しているサービスを紹介していただいてます。

このような動画を撮るには撮影自体も準備が必要で、さらに編集も時間がかかります。当然、タレントさんの契約費用や移動のコストもかかります。そこで、なんとか継続的に動画をつくれないかと考えたのがショート動画の内製でした

作ったことが無いショート動画を作る


そもそも会社としても個人としても、ショート動画を作った経験がありませんでした。また、ショート動画を作る前は「ショート動画なんて短すぎて何も伝えられない」と思っていました。しかし実際に作り始めてみると、端的にメッセージが伝えられる点が良いなと感じたことや、短いからこそ見てもらえるという点が実感できました。これはよくいわれることですが、動画に興味をもってもらうには最初の数秒が大事です。長い動画であっても、動画の初めにダイジェストを入れることで興味をもってもらい、全体の視聴に結びつけています。tiktokやyoutubeショートを見たことがある方はわかりますが、画面を上下にスワイプするだけで次の動画が表示されます。つまり視聴者が興味をもつかは最初の数秒で決まるため、制作者側も、最初の数秒にどういったメッセージや内容をもってくるかを意識しないといけません。次に重要なのは、ストーリーとテンポです。思い入れのある商品を長々と説明したい気持ちはわかりますが、視聴者は機能や効果を端的に説明してほしいと思っています。そしてもう一つ重要なのがBGMです。内容に合わせたBGMを選定することで、より感情に働きかけることができます。まとめると、最初の導入、動画のストーリーとテンポ、BGMに気をつけることが、ショート動画の世界で必要な要素だと思います

予測できない動画視聴パターン


実際に動画をアップロードすると、tiktokとyoutubeが、動画をユーザーに提供しはじめます。動画が視聴されると視聴者数がカウントされていきますが、この視聴者数の伸びが本当に予測できません。あくまでも現時点の感覚ですが、tiktokは緩やかに視聴が伸びることが多く、youtubeは配信後3時間でパタっと視聴が止まるパターンや、6時間くらい平均して視聴者が伸びるパターン、以下のように、止まったと思ったら特定の時間でいきなり視聴が伸びるパターンもあります


視聴者が後で伸びるパターン


予測できない「いいね」数


あたりまえですが、動画をアップし始めると視聴者数に加えて、「いいね」の数も気になります。この「いいね」の数も予測できません。個人的にこれは面白い!と思った動画で「いいね」が獲得できず、なぜかそれほど期待せずにアップした動画に、たくさんの「いいね」が入ることもあります。tiktokとyoutubeで「いいね」入り方も違うため、気にしても仕方がないことかもしれません。ただ一つお伝えできるのは、自分でコンテンツの価値を評価して、アップロードしない判断をすべきではありません。上記の例のように、意外と「いいね」が入る可能性もあるからです

まとめ


以上、ショート動画10本アップロード記念の記事を書かせていただきました。最初はアップロードするのも躊躇しながらやっていましたが、最近は慣れてきて、アップロードすることが楽しくなってきました。また、何を伝えようかなと思案し、構成を組み立てるのも楽しく、さらに視聴者数や「いいね」の数をみて、一喜一憂することも楽しいと感じます。引き続き20本・30本、100本を目指して作っていきますので、応援よろしくお願いします。

※以下に弊社のtiktokとyoutubeのリンクをのせておきますので、ぜひご覧ください。また、同様に動画を制作したいという相談にもお応えできると思います。ぜひご連絡ください。
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