ゴルファーからアスリートへ:合同トレーニングの成果と課題
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アスリートマネジメント事業でトレーニングディレクターを務めている韓です。このたび、12月16日・17日の2日間にわたり、プロゴルファーを集めた合同トレーニングを実施しましたので、その内容をシェアさせていただきます
パフォーマンステストの目的と実施内容
選手の課題や問題点を把握するため、事前にアンケートを実施し、選手自身が感じている主観的な情報を収集しました。 その上で、より客観的な評価を行うために、パフォーマンステストを実施しました
今回のテストでは以下の4つの項目、計14種目を行いました
ジャンプ系 5種目
メディスンボールスロー 3種目
握力測定 左右
ファンクショナルテスト 4種目
テスト項目の選定理由
これらのテストを選んだ最大の理由は、再現性の高さと簡便さです。 大型の機材やコンピューターを使ったテストは数値の正確性が高い一方で、準備や測定が煩雑になるデメリットがあります。今回は成長途中にあるプロゴルファーたちが自分の成長を手軽に確認できるよう、簡便に実施可能なテストを採用しました
テスト結果とアンケートから見えた課題
テスト結果と事前アンケートを照らし合わせた結果、選手個々の課題が明らかになりました。その中で、全員に共通して言える課題が1つありました
それは、「アスリートとしてのパフォーマンスや運動能力が低い」ということです。
一般的に、アスリートは走る・飛ぶ・投げるといった基本動作を高い水準で実行する能力が求められます。しかし、今回参加した選手たちはトレーニングへの意欲が高く、週に2~3回のウェイトトレーニングを継続しているにもかかわらず、テスト結果では一般の人々とほぼ同じ水準の数値を示す傾向がありました
合同トレーニングのテーマ設定
これらの結果を踏まえ、今回の合同トレーニングのテーマを次のように設定しました
「運動能力を高め、ゴルファーという枠を超えたアスリートとしての本質を向上させ、競技力を向上させる」
トレーニングメニューはこのテーマを実現するために設計されており、競技特有のスキルだけでなく運動能力全般を底上げすることを目指しています。この取り組みにより、選手たちが競技者としての可能性をさらに引き出すことを期待しています
パフォーマンステストの結果から見えた方向性とトレーニングの意識付け
パフォーマンステストの結果を基に、トレーニングの方向性や取り組み方を設定しました。その中で、選手には次の2点を意識してトレーニングに臨むよう伝えています
何を目的としたトレーニングなのか
常にプレーするイメージを持つ
明確な目的と動きのイメージ化がもたらす効果
トレーニング中には、各動作の目的や意図を選手自身が理解できるよう、一つ一つの動作を確認しながら、コミュニケーションを密に取っています。特に、自分の内側、つまり体の感覚や動きの質に意識を向けてもらうよう指導しています
例えば、日常生活の例として、箸で物を掴み口に運ぶ動きを挙げられます。無意識に行っている動作ですが、「口に運ぶ」というゴールが明確にイメージできているため、再現性高く動作ができているのです。ゴルフでも同様に、ボールを打つ結果を具体的にイメージし、そのゴールから逆算することで動きのイメージがつかみやすくなります
トレーニング動作とスイング動作のリンク
トレーニングを始める前に、実際のスイング動作とトレーニングの動きがどのように繋がっているのかを意識してもらうことを重視しています。この段階でリンクを意識することで、選手自身がプレー中に起こるエラー動作や癖を疑似的に感じ取ることができます。そして、理想とする動きをより明確にイメージし、再現することが可能になります
トレーニングはただの運動ではなく、競技力向上に直結する動作の再現性を高める手段です。そのために、目的意識と動作イメージを持つことが欠かせません
次回は
最後までお読みいただきありがとうございました。 次回は参加選手のコメントなどを紹介する記事を掲載予定です
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