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中小企業にこそ使ってほしいデータ分析ツールを目指して

いつも弊社の記事をご覧いただき、ありがとうございます。今回は、先日リリースさせていただいたモデル指向型BIツール「CloudFormula」の開発に至った経緯と、BIツールを取り巻く現状についてお話しさせていただきます。

今のBIツールって難しくないですか?


過去、BIツールといえば、事前に集計した多次元分析用のキューブを操作して分析するものでした。さらにリアルタイムに集計するROLAPという仕組みがあったり、キューブにせず、分析に必要な指標を事前に集計し、レポートに表示するツールもありました。いずれにしても、基本的に誰かが設計したものを利用する前提であり、逆にいえば新しいデータの追加も難しく、なかなか浸透しなかった面もあると思います。そして現在、BIからセルフBIという言葉ができ、なんでも自分で自由に分析できるようになりました。しかもツールは無料、共有する仕組みにライセンスは必要ですが、Excelよりも高度な分析をしたい方には十分すぎる環境が整いました。ですが、これは個人的な感覚ですが、そんな人どれだけいます?と思ってしまいます。

やりたいのは分析結果の共有


結局のところ、BIツールは分析結果の共有、データシェアのために使われていることが多いです。そして私が強く感じるのは、共有のためにBIツールを導入する企業が多いのに、現在のBIツールは多機能すぎるというところです。単純に分析結果を共有するだけなのであれば、ちょっとライセンス高くないですか?

目指したのは中小企業でも使えるBIツール


私自身、さまざまな企業様にデータ分析やデータ統合、DWHの導入や、BIツールの導入提案をしてきました。大企業様の傾向としては、データ統合であれば数千万、BIツールでも一千万を超えるプロジェクト規模が多かったです。逆に中小企業様の傾向でいえば、100万〜200万くらいの導入費用で、ランニング費用も10万くらいという予算感が多く、こう言ってしまうと失礼ですが、提案ができないケースも多々ありました。このような経緯もあり、本当に最低限必要な機能を盛り込んで開発したのが「CloudFormula」です。

自動的に作成されたレポート

モデル指向型BIツールとは


この言葉だけ聞くと、とても難しいものだと感じてしまいますね(笑)。実は本当に単純で、データの形を事前に弊社が決めています。そのデータの形に合わせてアップロードしていただければ、すぐに分析レポートが見られるというツールになります。現時点では主にECや通販、小売業、飲食業様を対象にした分析レポートの形にはなりますが、顧客・トランザクション・店舗マスタ・商品マスタの4つを取り込むことで、基礎集計からRFM分析、バスケット分析の結果を見ることが可能です。

やることは決まった形にデータを合わせるだけ

それで価格はどうなんだ


実際にそのままお使いになるケースはほとんど無いです。やはりレポートのカスタマイズは入りますし、追加でデータ加工も必要です。とはいえ中小企業様の予算感に合うことも多く、1名のライセンス費用も一般的なBIツールの半額くらいに設定しています。

まとめ


弊社が開発したBIツール「CloudFormula」についてお話しさせていただきました。例えば本社で分析した結果を店舗の店長様に共有したい、スプレッドシートに分析結果をまとめてシートそのものを共有しているが使い勝手が悪い、というようなお客様にはマッチするツールだと思っています。実際の画面や機能については、今後開設するyoutubeチャンネルで公開していく予定です。ぜひご覧ください!

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