株式会社クラウドクロッシング

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株式会社クラウドクロッシング

株式会社クラウドクロッシングの公式アカウントです。データを活用したDXソリューションの開発、リアル農業へのデータ活用、衛星画像を使った物体検知など、注力している分野の情報発信をしていきます。

最近の記事

Day-5:北風と泥にまみれて

2024年1月23日、本年2回目の畑です。前回、見事に風に舞ったトンネル、今回も華麗な舞を見せてくれました!泣 もう見なかったことにして帰ろうかと思いましたが笑 こんな状況でも元気に育ってくれている大根を見ると、そうも言ってはいられません! 今回は更なる風対策として「トンネルの高さを低くする」、「ところどころポールをクロスさせる」というアドバイスをJAさんからいただき、実行することにしました。 後日分かったのですが、トンネルを低くするという対策はトンネルを長持ちさせる上

    • Day-4:振り出しに戻る

      2024年1月11日、新年が明けた初めての農業。前回はついに種まきができ、さらにトンネルを3列作っての大満足な結果でした。あれから2週間が経ち、なんならもう芽が出てるかもくらいの期待を胸に現地に到着。 ん?トンネルが無い。あの太陽に照らされて眩しく輝いていた小さなハウスが無いぞ。いや、ある。あるけど全部外れて横に並んでる。これはどういうことだろう?と思っていると、農業を支援してくれているクールコネクトさんが合流。 話を聞くと、全部風で飛ばされてしまったとのこと。。。ほう、

      • Day-3:種まき&撮影

        2023年12月26日、いよいよ大根の種まきが始まりました!この日は弊社として記念すべき1日ということで、会社の宣伝も兼ねて、種まきの様子を撮影することにしました。 実は弊社、北海道に映像制作を行うグループ企業「株式会社D&Co.(ディーアンドコー)」を持っており、そこから撮影スタッフに来ていただきました。写真の女性は、今年からクラウドクロッシンググループのアンバサダーをしていただいている嶋村心杏(しまむらここあ)さんです。今回は、彼女にも種まきを手伝っていただきました。(

        • キャンペーン効果測定レポートをリリースしました

          いつも弊社の記事をご覧いただき、ありがとうございます。今回は、先日リリースさせていただいたモデル指向型BIツール「CloudFormula」に、新たにキャンペーン効果測定レポートが追加されましたので、共有させていただきます。 キャンペーン効果測定のニーズEC・通販企業様に関わらずCRMの一環として、顧客に対してメールやDMの配信をされている企業様が多いと思います。当然配信後の効果測定はされていると思いますが、メールとDMを一緒に効果測定レポートとして見れない、メールの開封・

        Day-5:北風と泥にまみれて

          アンバサダーマーケティングの可能性と検証②

          いつも弊社の記事をご覧いただき、ありがとうございます。前回に続き、昨年より進めているアンバサダーマーケティングについてお話ししたいと思います ご報告ついに弊社の公式YouTubeチャンネルが開設されました!初回はアンバサダーに就任されたお二人の紹介動画になります。ぜひご覧ください。 アンバサダーのご紹介吉野 奈美佳(よしのなみか)さん 北海道札幌市出身。小学校2年生の時に左目を失明。片目失明者の現状を知って頂きたい、同じような境遇の方の背中を押したいという想いから、モデ

          アンバサダーマーケティングの可能性と検証②

          Day-2:地ならし2

          2023年12月20日、この日も日中の気温は10℃を超え、作業中は暖かく感じられました。この日はDay1の作業の続きで、1番小さい区画(写真、215-3)にマルチを張ります。今回はトラクターが使えなかったので、手作業となりました。 先日公開した記事の中で、衛星Planet Scopeから撮った農地の画像も公開しています。 大人4人が2組に分かれ、マルチを引っ張る人とマルチに土をかけて固定する人のペアで作業を行います。トラクターに比べるとかなり時間はかかるものの、いろいろな

          衛星画像から飛行機を検知してみた(1):利用したデータのご紹介

          いつもクラウドクロッシングのページをご覧いただき、ありがとうございます。弊社では、衛星画像を使った新規サービスを開発中でして、画像に付加価値を付ける方法を日々、模索しています。 その中でも今回は、「AIを使った物体検知」と称して、衛星画像に写っている物をどこまでAIで検知できるのか、シリーズでお伝えしてまいります。 というのも、ユーザーは「衛星画像そのものよりも、そこに何が写っていて、何が起きているのか?を知りたいと思っている」と我々は考えており、それをAIで自動的に検出

          衛星画像から飛行機を検知してみた(1):利用したデータのご紹介

          衛星紹介シリーズ3:Maxar(マクサー)

          いつも弊社の記事をご覧いただき、ありがとうございます。衛星紹介シリーズの最終回は、高い解像度の画像を提供していることで有名な、アメリカの「Maxar社」です。 世界最高峰の地上解像度!こちらの会社、世界最高峰の地上解像度(30cm!)を誇ります。これはGoogleでみなさんがよくご覧になる航空写真に匹敵するそうです。この解像度を持つ衛星をMaxarでは4機運用しており、ほぼ毎日、同じ場所を撮影することが可能となっています。 そしてMaxar社は、2022年5月にアメリカの

          衛星紹介シリーズ3:Maxar(マクサー)

          Day-1:地ならし

          2023年12月11日、週一の通い農業がスタートしました!北陸新幹線の「本庄早稲田駅」から車で25分、この日はレンタカーでの移動です。我々の畑は利根川沿いの三区画で、周りはネギをやってらっしゃる農家さんがいます。 先日公開した記事の中で、衛星Planet Scopeから撮った農地の画像も公開しています。 この日の作業は、元肥となる肥料などをまいて、作付けの地ならしを行います。作付けというと、種まきからイメージされる方もいらっしゃるかと思いますが、実は種まきの2週間前から、

          中小企業にこそ使ってほしいデータ分析ツールを目指して

          いつも弊社の記事をご覧いただき、ありがとうございます。今回は、先日リリースさせていただいたモデル指向型BIツール「CloudFormula」の開発に至った経緯と、BIツールを取り巻く現状についてお話しさせていただきます。 今のBIツールって難しくないですか?過去、BIツールといえば、事前に集計した多次元分析用のキューブを操作して分析するものでした。さらにリアルタイムに集計するROLAPという仕組みがあったり、キューブにせず、分析に必要な指標を事前に集計し、レポートに表示する

          中小企業にこそ使ってほしいデータ分析ツールを目指して

          アンバサダーマーケティングの可能性と検証①

          いつも弊社の記事をご覧いただき、ありがとうございます。今回は、昨年より進めているアンバサダーマーケティングについてお話ししたいと思います 経緯これまで弊社では、いくつも新しいプロダクトやサービスを作ってきましたが、きちんとその機能や導入効果についてお伝えできていなかったと感じていました。実際にコーポレートサイトでのリリースやgoogle広告への出稿をしているものの、なかなか反応をいただけませんでした。我々としては良いものを作っていると思っておりますが、ITのプロダクトやサー

          アンバサダーマーケティングの可能性と検証①

          衛星紹介シリーズ2:Planet Scope(プラネット スコープ)

          前回は最もポピュラーな人工衛星「Sentinel」について、特徴をご紹介しました。今回は、最近農業分野において注目を集めている衛星「Planet Scope」について書きたいと思います。 こちらの衛星は、2010年に元NASAの科学者チームによって設立された「Planet Labs .Inc(以下、Planet)」が運用しているものです。Planetは2023年3月時点で、65カ国に800以上の顧客を抱えるグローバル企業であり、3万人以上のユーザーのうち、大半を農家が占めて

          衛星紹介シリーズ2:Planet Scope(プラネット スコープ)

          Day0:持続可能な農業のカタチを目指して

          いつも弊社の記事をご覧いただき、ありがとうございます。実は弊社、群馬の方に畑を借りて農業をしております。最近は様々な業界から農業に参入する法人様が増えておりますが、まだまだ「農業ってなんとなくイメージ湧くけど、実際どんな感じなの?」と思われる方も多いと思います そこで、実際に我々が行っている農作業の様子や、データを活用したAI農業の可能性について、note上で情報発信していくことにしました。ぜひ末長く、お付き合いいただければ幸いです さて、コラムの初回ですが、ここでは我々

          Day0:持続可能な農業のカタチを目指して

          衛星紹介シリーズ1:Sentinel(センチネル)

          前回、「衛星画像ビジネスの幕開け」と題して、人工衛星の歴史をご紹介しました。今回からは数回にわたって、70年近くの歴史の中で、特にビジネス現場で活用されている衛星をピックアップしてご紹介します。 初回は、最もポピュラーなヨーロッパの衛星「Sentinel」です。SentinelにはSentinel-1A/BとSentinel-2A/Bがあり、それぞれ2機体制で2014年から運用が開始されました(現在、1Bは運用休止中)。1は陸地と海上を、2は陸上を主に観測しています。 S

          衛星紹介シリーズ1:Sentinel(センチネル)

          衛星画像ビジネスの幕開け

          初めまして、株式会社クラウドクロッシングの記事をご覧いただき、ありがとうございます。弊社では衛星画像と気象データを使った新規ビジネスを開発しております。こちらのページでは衛星画像に絞って、事業開発の過程(悪戦苦闘?)をブログ形式でお伝えしていきます。どうぞよろしくお願いいたします。 さて、なぜ我々が衛星画像を使ったビジネスに取り組むのか、その背景を今回はお話ししたいと思います。 人類初の衛星「スプートニク1号」は旧ソ連から1957年に打ち上げられました。翌年、アメリカが「

          衛星画像ビジネスの幕開け